腰椎穿刺で得られた脳脊髄液を遠心し、上澄みを白い紙の前で観察したところ、うすい黄…
腰椎穿刺で得られた脳脊髄液を遠心し、上澄みを白い紙の前で観察したところ、うすい黄色を帯びていた。この所見の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 上澄みが黄色を帯びるのは脳脊髄液のブドウ糖が増えたためで、これは細菌の感染に特徴的な所見です。ブドウ糖は無色で色に影響せず、細菌の感染では糖はむしろ低い値になります。
- ⑵ くも膜下腔で出血が起きてから時間がたつと、赤血球から出たヘモグロビンが分解されて上澄みが黄色を帯びます。出血後に赤血球が壊れ、ヘモグロビンの分解で生じた色素が上澄みに残って黄色に見えます。
- ⑶ 脳脊髄液が白く濁って見えるのは含まれる蛋白が増えたためで、このとき細胞数は正常のままです。白い濁りは主に細胞が著しく増えたときに生じ、蛋白が増えただけでは濁りません。
- ⑷ 脳脊髄液の蛋白が著しく増えても上澄みの見え方は変わらないため、蛋白の量の多さを色調から推し量ることはできません。蛋白が著しく増えた脳脊髄液も黄色みを帯びるので、色調は蛋白の増加の手がかりになります。
- ⑸ 上澄みの黄色は穿刺のときに混じった血液そのものの色なので、遠心して赤血球を除けば無色になります。穿刺のときに混じった血液なら赤血球は沈み、上澄みは無色になるので説明できません。
解説
正解は、出血から時間がたって赤血球から出たヘモグロビンが分解され、上澄みが黄色を帯びるという説明です。穿刺のときに血液が混じっただけであれば赤血球は遠心で沈み、上澄みは無色になります。上澄みが黄色を帯びていれば、すでに脳脊髄液の中で赤血球が壊れていたことを示します。なお蛋白が著しく増えた場合も黄色みを帯び、細胞が著しく増えた場合は白く濁って見えます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。