夜間に採血された検体が、検査室へ届くまでに時間がかかることが分かった。検体の運搬…
夜間に採血された検体が、検査室へ届くまでに時間がかかることが分かった。検体の運搬と保存のしかたとして正しいのはどれか。
- ⑴ 尿の一般検査用の検体は、室温に置くほうが成分の変化が少ないため、翌朝まで室温で置いてから測定します。室温では細菌が増えて成分が変わるため、すぐに測れないときは冷蔵して早めに測ります。
- ⑵ 解糖を止める薬の入っていない採血管でブドウ糖を測る場合、血球が糖を使うため測定値は高い値になります。血球が糖を消費するので、時間がたつほどブドウ糖の測定値は低い値へずれていきます。
- ⑶ 凝固の検査用の検体は、血漿を分けずに採血管ごと冷蔵庫へ入れておくと凝固時間が安定するため、そのまま朝まで保管します。冷やすと凝固因子や血小板が活性化して凝固時間が変わるため、冷蔵での保管は避けます。
- ⑷ 血液ガス分析用の検体は、血球が酸素を使って二酸化炭素を出すため、直ちに測るか氷水で冷やして速やかに運びます。血球の代謝が続くと酸素分圧が下がり二酸化炭素分圧が上がるため、冷やして代謝を抑えます。
- ⑸ 血算用の検体は、室温に長く置くと赤血球が水を吸って膨らむため、ヘマトクリット値は低い値になります。赤血球が膨らむと占める容積が増えるので、ヘマトクリット値は高い値のほうへずれます。
解説
正解は、血液ガス分析用の検体を直ちに測るか氷水で冷やして速やかに運ぶという扱いです。採血された後も血球は生きていて代謝を続けるため、時間がたつと酸素分圧が下がり二酸化炭素分圧が上がります。冷やすと代謝が遅くなるので変化を抑えられます。ほかの検体も、血算では赤血球が膨らんでヘマトクリット値が高い側へずれ、ブドウ糖は血球に使われて低い側へずれます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。