めまいを訴える患者に、一点を見つめてもらったときと、目の動きを見えにくくしたとき…
めまいを訴える患者に、一点を見つめてもらったときと、目の動きを見えにくくしたときとで、眼振の強さを比べる観察を行った。この違いの解釈として正しいのはどれか。
- ⑴ 眼振の向きは障害された側をそのまま指すため、向きだけで障害の場所が決まります。向きだけでは場所は決められず、注視の影響や他の所見と合わせて判断します。
- ⑵ 見つめることで弱まる眼振は中枢の障害を、弱まらない眼振は末梢の障害を考える手がかりになります。説明が入れ替わっており、注視で弱まるのは末梢の障害に多い所見です。
- ⑶ 見つめても弱まらない眼振は、眼を動かす筋そのものの障害によって起こります。眼の筋の障害では眼球の動きの制限が主となり、この形の眼振とは異なります。
- ⑷ 見つめることで弱まる眼振は内耳など末梢の障害を、弱まらない眼振は中枢の障害を考える手がかりになります。注視によって抑えられるかどうかが、末梢の障害と中枢の障害を分ける手がかりです。
- ⑸ 眼振の強さは見つめるかどうかで決まるものではなく、その日の体調によって決まります。注視の有無で強さが変わることが観察の要点であり、体調だけでは説明できません。
解説
正解は、見つめることで弱まる眼振は内耳など末梢の障害を、弱まらない眼振は中枢の障害を考える手がかりになるという説明です。内耳から前庭神経までの障害による眼振は、一点を見つめると視覚による調節が働いて抑えられます。これに対して脳幹や小脳の障害による眼振は、見つめても抑えられず、向きが変わることもあります。そこで目の動きを見えにくくした状態と見つめた状態を比べ、他の所見とあわせて障害の場所を推定します。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。