開腹手術を受けたことのある患者が、腹痛と嘔吐を繰り返し、排ガスも止まった。腹部を…
開腹手術を受けたことのある患者が、腹痛と嘔吐を繰り返し、排ガスも止まった。腹部を聴くと腸の音が金属音のように高く亢進していた。この病態と検査所見の組合せとして正しいのはどれか。
- ⑴ 腸の内容が詰まった状態で、嘔吐が続いても腸から補われるため、血清のナトリウムとクロールは高くなります。通過が妨げられている腸から補われることはなく、電解質はむしろ失われます。
- ⑵ 腸の動きそのものが止まった状態で、嘔吐が続くと胃酸が失われるため、血液は酸性に傾きます。動きが止まった状態では腸音は弱まり、胃酸の喪失では血液はアルカリ性に傾きます。
- ⑶ 腸の内容が先へ進めずに詰まった状態で、嘔吐により胃液が失われ、血液はアルカリ性に傾きます。機械的な通過障害で腸音が亢進し、胃液の喪失で低クロール性のアルカローシスになります。
- ⑷ 腸の内容が詰まった状態で、腸の壁の血流が保たれている限り血清の乳酸は下がり続けます。血流が保たれていれば乳酸は上がりも下がりもせず、下がり続けることはありません。
- ⑸ 腸の動きが止まった状態で、腸の中に水分がたまって血液が濃くなり、血清のクレアチニンは下がります。血液が濃くなればクレアチニンは上がる方向に動くため、説明が食い違っています。
解説
正解は、腸の内容が先へ進めずに詰まった状態で、嘔吐により胃液が失われ、血液はアルカリ性に傾くという説明です。手術の後の癒着などで腸の通り道が塞がれると、内容を押し進めようとして腸の動きが強まり、金属音のような高い腸音が聞かれます。嘔吐で胃液が失われると水素イオンとクロールが体から抜けてアルカリ性に傾き、カリウムも尿へ失われて下がります。腸の壁の血流が悪くなると乳酸が上がり、緊急の対応が必要になります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。