胸の痛みを訴えて来院した患者で、急性心筋梗塞が疑われている。血液を用いた検査の考…
胸の痛みを訴えて来院した患者で、急性心筋梗塞が疑われている。血液を用いた検査の考え方として正しいのはどれか。
- ⑴ 心筋トロポニンは発症の直後に最も高くなって数時間で元へ戻るため、測る時期は来院した時に限られます。上がり始めてから数日は高い値が続くので、測れる時期は限られていません。
- ⑵ 心筋トロポニンは心臓の筋肉が壊れると血液中に増え、発症から時間がたっても比較的長く高い値が続きます。心筋に特異性が高く、発症後しばらく高値が続くため診断に広く使われます。
- ⑶ 心臓の筋肉が壊れたかどうかは白血球数と赤沈で判断でき、酵素や蛋白質の測定はその補助として用います。白血球数と赤沈は炎症全般を映す指標で、心筋の障害を見分ける力はありません。
- ⑷ クレアチンキナーゼのMB型は心臓に多く含まれるため、発症から1週間ほどたって初めて上がり始めます。この酵素は発症から数時間で上がり始め、1日ほどで最も高くなります。
- ⑸ ミオグロビンは心臓の筋肉だけに含まれるため、上がっていれば心筋の障害と判断できます。ミオグロビンは骨格筋にも多く含まれるため、心筋だけの指標にはなりません。
解説
正解は、心筋トロポニンは心臓の筋肉が壊れると血液中に増え、発症から時間がたっても比較的長く高い値が続くという説明です。トロポニンは心筋にほぼ限られた蛋白質で、少量の障害でも検出できるうえ、数日にわたって高い値が続くため、来院までに時間があった患者でも捉えられます。クレアチンキナーゼのMB型は早く上がって早く下がるため再発の判断に役立ち、ミオグロビンは骨格筋にも含まれるので特異性が低い指標です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。