血液から抽出したDNAの純度を吸光度で確かめたところ、260ナノメートルの吸光度…
血液から抽出したDNAの純度を吸光度で確かめたところ、260ナノメートルの吸光度に対する280ナノメートルの吸光度の比が想定より低かった。この結果の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 抽出したDNAの量が少ないほど比の値は下がるため、濃くしてから測り直せば比の値は上がります。比は二つの吸光度の割合なので、量が変わっても値そのものは変わりません。
- ⑵ DNAは280ナノメートルに最も強い吸収をもつため、純度の高いDNAほど比の値は下がります。DNAが最も強く吸収するのは260ナノメートル付近で、説明が入れ替わっています。
- ⑶ 蛋白質が取り除かれずに残っていると280ナノメートルの吸光度が上がるため、比の値が下がります。蛋白質は280ナノメートル付近をよく吸収するため、残っていると比の値が下がります。
- ⑷ エタノールが残っていると核酸そのものの吸収が失われるため、比の値が下がります。エタノールが残っても核酸の吸収が失われることはなく、この説明は成り立ちません。
- ⑸ RNAが混じっていると280ナノメートルの吸光度が上がるため、比の値が下がります。RNAは260ナノメートル側をよく吸収するので、混じると比の値はむしろ上がります。
解説
正解は、蛋白質が取り除かれずに残っていると280ナノメートルの吸光度が上がるため、比の値が下がるという説明です。核酸は260ナノメートル付近を、蛋白質は芳香族アミノ酸の働きで280ナノメートル付近をよく吸収します。そのため二つの吸光度の比は、蛋白質がどれだけ残っているかの目安になります。比が低いときは蛋白質の除去が不十分と考え、抽出をやり直したり精製を追加したりします。比は割合なので、量の多い少ないでは変わりません。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。