高齢の患者の尿を試験紙法で調べると蛋白は陰性であったが、同じ尿にスルホサリチル酸…
高齢の患者の尿を試験紙法で調べると蛋白は陰性であったが、同じ尿にスルホサリチル酸を加えると強く白く濁った。この食い違いの説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 試験紙法はどの蛋白質にも同じように反応するため、この食い違いは試験紙が古くなっていたことによります。試験紙法はアルブミンに偏って反応する仕組みで、蛋白質の種類によって反応の強さが違います。
- ⑵ 試験紙法はアルブミンに強く反応し軽い鎖には反応しにくいため、酸で沈殿させる方法で検出されます。試験紙法はアルブミンに偏って反応するため、軽い鎖は酸で沈殿させる方法でとらえられます。
- ⑶ スルホサリチル酸は尿のブドウ糖と反応して濁るため、糖が多く出ている患者ではこの組合せになります。スルホサリチル酸が沈殿させるのは蛋白質で、ブドウ糖とは反応しません。
- ⑷ 試験紙法はアルカリ性の尿で偽陰性になるため、尿を酸性にしてから測り直せば試験紙でも陽性になります。アルカリ性の尿では試験紙法はむしろ偽陽性の方向に動くため、説明が逆になっています。
- ⑸ 免疫グロブリンの軽い鎖は温度が高いほど溶けにくくなるため、煮沸したときに濁りが最も強くなります。この蛋白質は中くらいの温度で沈殿し、煮沸すると再び溶けるという特徴をもちます。
解説
正解は、試験紙法はアルブミンに強く反応し、免疫グロブリンの軽い鎖には反応しにくいという説明です。試験紙法は指示薬が蛋白質と結びついて色が変わる仕組みですが、この結びつきはアルブミンで強く、軽い鎖では弱くなります。これに対しスルホサリチル酸は蛋白質全体を沈殿させるため、軽い鎖もとらえられます。試験紙が陰性で酸による方法が陽性というときは、この蛋白質が尿に出ている可能性を考え、電気泳動や免疫の方法で確かめます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。