排尿された直後には強い臭いのなかった尿を、室温に長く置いたところ、アンモニアのよ…
排尿された直後には強い臭いのなかった尿を、室温に長く置いたところ、アンモニアのような臭いが強くなった。この変化の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 尿の中のケトン体が時間とともに増え、その甘い臭いがアンモニアの臭いとして感じられます。ケトン体の臭いは果物のような甘い臭いで、放置によって増えるものでもありません。
- ⑵ 尿に含まれるブドウ糖が細菌に分解されて酸が作られ、その酸がアンモニアのような臭いのもとになります。糖が分解されて生じるのは酸であり、アンモニアの臭いのもとにはなりません。
- ⑶ 尿に溶けていたアンモニアが室温では溶け込みやすくなり、尿の中の濃度が高まって臭いが強まります。気体は温度が上がるほど溶けにくくなるため、溶け込んで濃くなるという説明は成り立ちません。
- ⑷ 尿に混じった赤血球が壊れてヘモグロビンが分解され、そのときに生じる物質が臭いのもとになります。ヘモグロビンの分解で生じるのは色素の成分で、アンモニアの臭いのもとにはなりません。
- ⑸ 尿に含まれる尿素が細菌の酵素で分解されてアンモニアが生じたもので、同時に尿はアルカリ性に傾きます。細菌のもつ尿素分解酵素が尿素をアンモニアに変えるため、臭いが強まり尿はアルカリ性に傾きます。
解説
正解は、尿に含まれる尿素が細菌の酵素で分解されてアンモニアが生じたという説明です。新しい尿にはほとんど臭いがありませんが、置いておくと混入した細菌がもつ尿素分解酵素によって尿素がアンモニアに変わります。アンモニアはアルカリ性なので、尿の反応もアルカリ側へ傾き、試験紙の蛋白が偽陽性になったり、沈渣の成分が壊れたりします。このため尿は採取後できるだけ早く調べ、遅れるときは冷蔵で保存します。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。