検査部門で、緊急に担当医へ知らせるべき異常値の取り決めを作ることになった。その運…
検査部門で、緊急に担当医へ知らせるべき異常値の取り決めを作ることになった。その運用のしかたとして正しいのはどれか。
- ⑴ 対象とする項目と限界の値は全国で共通に決められているため、各施設はその一覧のとおりに運用します。診療の内容や患者層によって必要な項目は変わるため、施設ごとに定めて見直します。
- ⑵ 当日の検査結果を夕方にまとめて集計し、該当した患者を一覧にして担当医へ伝える運用にします。命に関わる値を知らせる仕組みなので、夕方にまとめて伝えるのでは間に合いません。
- ⑶ 対象の項目と限界の値を施設ごとに定め、該当したら直ちに担当医へ伝えて記録に残します。対象をあらかじめ定め、直ちに連絡し、誰にいつ伝えたかを記録に残すのが基本の運用です。
- ⑷ 連絡する限界の値には検査値の基準範囲の上限と下限をそのまま用い、外れた結果を担当医へ伝えます。限界の値は基準範囲とは別に、生命に危険が及ぶ水準で定めます。基準範囲をそのまま用いると連絡が多くなりすぎます。
- ⑸ 口頭で伝えれば足り、誰にいつ伝えたかは結果の数値そのものに含まれているものとして扱います。連絡した相手と時刻は後から確かめられるよう、記録として別に残す必要があります。
解説
正解は、対象の項目と限界の値を施設ごとに定め、該当したら直ちに担当医へ伝えて記録に残すという運用です。この取り決めは、命に関わる結果を確実に診療へ届けるための仕組みです。どの項目をどの値で対象とするかは、診療の内容や患者層によって変わるため、施設ごとに定めて定期的に見直します。基準範囲の上限と下限をそのまま限界の値にすると連絡が多くなりすぎて、本当に急ぐ結果が埋もれてしまいます。連絡した相手と時刻は記録として残します。
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