胸痛が始まってから2時間で受診した患者について、心筋が壊れていないかを血液の検査…
胸痛が始まってから2時間で受診した患者について、心筋が壊れていないかを血液の検査で調べたい。この時点で選ぶマーカーとその理由の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ BNPで、心筋の細胞が壊れた量を直接表すため、発症の直後から急に高い値を示します。BNPが表すのは心室にかかる負荷であり、細胞が壊れた量を示すものではありません。
- ⑵ 心筋トロポニンTで、筋原線維に固く結びついているため壊れた直後に一度にまとめて血中へ出ます。構造に固く組み込まれた蛋白質はゆっくり遊離するため、早期には上がりきりません。
- ⑶ LDで、細胞質にある小さな蛋白質のため心筋が壊れた直後から速やかに血中へ出ます。LDは分子が大きく上昇が遅いため、発症の早い時期の指標には向きません。
- ⑷ 心臓型脂肪酸結合蛋白で、細胞質にある小さな蛋白質のため壊れた直後から速やかに血中へ出ます。細胞質に存在する小さな分子であるため、心筋が壊れると早い時期から血中に現れます。
- ⑸ CKで、発症から3日目ごろに最も高くなるため、発症から2時間の時点で最も鋭敏な指標になります。最も高くなる時期が3日目であれば、発症2時間の時点で鋭敏であるとはいえません。
解説
正解は、心臓型脂肪酸結合蛋白で、細胞質にある小さな蛋白質のため壊れた直後から速やかに血中へ出るという説明です。心筋が壊れたときに血中へ出る速さは、その蛋白質が細胞のどこにあり、どれくらいの大きさかで決まります。細胞質に溶けている小さな蛋白質は早く出るため、発症から間もない時期の指標になります。これに対し心筋トロポニンは筋の構造に組み込まれているため遅れて上がりますが、その分長く高い値が続き、時期を過ぎた診断に役立ちます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。