抗菌薬を長く使っていて食事も十分にとれていない入院患者で、プロトロンビン時間が延…
抗菌薬を長く使っていて食事も十分にとれていない入院患者で、プロトロンビン時間が延長していた。考えられるビタミンの不足と、そのビタミンのはたらきの組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ ビタミンB12の不足で、このビタミンは凝固因子をつくる肝細胞が分裂するために必要です。ビタミンB12の不足で起こるのは巨赤芽球性貧血で、凝固の時間は延長しません。
- ⑵ ビタミンKの不足ですが、このビタミンはコラーゲンをつくるために必要なもので、血管がもろくなって延長します。不足するビタミンは正しいものの、はたらきの説明がビタミンCのものになっています。
- ⑶ ビタミンCの不足で、このビタミンは凝固因子がはたらけるようになるための修飾に必要です。ビタミンCが必要なのはコラーゲンをつくる反応で、凝固因子の修飾には関わりません。
- ⑷ ビタミンDの不足で、このビタミンはカルシウムを介して凝固の反応を進めるために必要です。ビタミンDが関わるのはカルシウムの吸収と骨の代謝で、凝固因子の産生には関わりません。
- ⑸ ビタミンKの不足で、このビタミンは凝固因子がはたらけるようになるための修飾に必要です。ビタミンKは凝固因子の特定のアミノ酸を修飾する反応に必要で、不足すると活性を持ちません。
解説
正解は、ビタミンKの不足で、このビタミンは凝固因子がはたらけるようになるための修飾に必要であるという説明です。第2、第7、第9、第10の凝固因子は、肝臓でつくられたあとビタミンKを必要とする反応によって修飾され、初めてカルシウムと結びついて働けるようになります。ビタミンKは腸内細菌によってもつくられるため、抗菌薬を長く使い食事もとれていない状況では不足しやすく、プロトロンビン時間の延長として現れます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。