意識のない患者で薬物による中毒が疑われ、尿を用いた簡易な検査で陽性の結果が得られ…
意識のない患者で薬物による中毒が疑われ、尿を用いた簡易な検査で陽性の結果が得られた。この結果の扱いとして正しいのはどれか。
- ⑴ 簡易な検査は特異性がきわめて高い方法であるため、この結果だけで摂取した薬物の種類を確定できます。簡易な検査は似た構造の物質にも反応するため、種類を確定する根拠にはなりません。
- ⑵ 簡易な検査が陽性であれば摂取した量まで数値として求められるため、そのまま重症度の判断に用いることができます。簡易な検査が示すのは有無の目安で、摂取した量を数値として求めるものではありません。
- ⑶ 確認のための検査は、同じ原理の試薬を用いてもう一度測り直すことで行うのが原則とされています。同じ原理では同じ交差反応が起こるため、確認には異なる原理の方法を用います。
- ⑷ 尿を用いて調べた結果は、採取した時点で血液中にある濃度をそのまま表しています。尿には過去に排泄された分がたまるため、その時点の血中濃度を表すものではありません。
- ⑸ 簡易な検査は構造の似た物質にも反応することがあるため、確定には別の原理による検査が必要になります。免疫学的な簡易検査には交差反応があるため、質量分析などによる確認検査が要ります。
解説
正解は、簡易な検査は構造の似た物質にも反応することがあるため、確定には別の原理による検査が必要になるという説明です。尿を用いる簡易な薬物検査の多くは抗原抗体反応を利用しており、目的の薬物と構造の似た薬や食品の成分にも反応することがあります。したがって陽性の結果は、あくまで疑いを示すものとして扱います。種類を確定するには、質量分析のように分子そのものを見分ける原理の異なる方法を用いて確認します。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。