分光光度計を用いた測定では、検体の濁りや溶血が結果に影響することがある。その影響…
分光光度計を用いた測定では、検体の濁りや溶血が結果に影響することがある。その影響を減らす工夫について正しいものを2つ選べ。
- ⑴ 濁りがあると光が散乱して検出器に届く光が増えるため、吸光度は実際より低く出ます。散乱によって検出器に届く光は減るため、吸光度は実際より高く出ます。
- ⑵ セルの光路長を短くすれば濁りによる散乱がなくなるので、二波長で測る工夫は要らなくなります。光路長を短くしても散乱そのものはなくならず、二波長測定の必要はなくなりません。
- ⑶ 溶血した検体ではヘモグロビンの吸収は紫外部だけに限られるので、可視部で行う測定の結果はそのまま用いてよいとされています。ヘモグロビンは可視部にも強い吸収を持つため、可視部の測定にも影響します。
- ⑷ 主波長のほかに目的の成分が吸収しない副波長でも測り、その差をとることで濁りの影響を減らします。二波長測定では、目的の成分以外による吸収が両方の波長に共通して現れるため差で打ち消せます。
- ⑸ 反応を始める前と終えた後の吸光度の差をとることで、検体がもともと持つ吸収の影響を減らします。検体の色や濁りによる吸収は反応の前後に共通するため、差をとることで打ち消せます。
解説
正解は⑷と⑸です。検体の濁りや溶血、黄疸による色は、目的の反応とは別に光を吸収したり散乱させたりして吸光度を高い方へずらします。これを減らす代表的な工夫が二波長測定で、目的の成分が吸収する主波長と、吸収しない副波長の両方で測り、その差をとることで共通する影響を打ち消します。もう一つが反応の前後の吸光度の差をとる方法で、検体そのものが持つ吸収を差し引けます。装置の多くはこの二つを組み合わせて用いています。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。