10歳代の患者が数週間で体重が減り、口渇と多尿を訴えて受診した。血糖が著しく高く…
10歳代の患者が数週間で体重が減り、口渇と多尿を訴えて受診した。血糖が著しく高く、尿のケトン体が強い陽性であった。この病態の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ インスリンは十分に分泌されているものの効きが悪い状態であり、ケトン体はその効きの悪さによって増えています。数週間で進む体重減少と強いケトン体は、効きの悪さではなく分泌の枯渇を示します。
- ⑵ インスリンが著しく不足しているため、ブドウ糖を利用できずに脂肪が分解され、ケトン体がつくられています。急な発症と強いケトン体は、インスリンが絶対的に不足していることを示しています。
- ⑶ 高血糖が続くと腎臓が尿をつくれなくなるため、多尿ではなく乏尿になるのが典型的な経過です。血糖が高いとブドウ糖が水を引き連れて尿へ出るため、多尿になります。
- ⑷ ケトン体が増えると血液はアルカリ性に傾くため、呼吸は浅くゆっくりとしたものになります。ケトン体は酸であるため血液は酸性に傾き、呼吸は深く速くなります。
- ⑸ 体重が減るのは水分だけが失われるためであり、脂肪や筋肉の量そのものは保たれています。ブドウ糖を利用できないため脂肪や筋肉の蛋白質が使われ、体そのものが痩せていきます。
解説
正解は、インスリンが著しく不足しているため、ブドウ糖を利用できずに脂肪が分解され、ケトン体がつくられているという説明です。1型糖尿病では膵臓のβ細胞が壊れてインスリンがほとんど出なくなります。細胞がブドウ糖を取り込めないため、体は脂肪を分解してエネルギーを得ようとし、その過程でケトン体が増えます。ケトン体は酸であるため血液は酸性に傾き、深く速い呼吸がみられます。血糖が高いと尿へブドウ糖が水とともに出るため、多尿と口渇、体重の減少が起こります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。