高齢者で貧血が続き、骨髄では細胞が豊富にみられるのに末梢血では血球が減っていた。…
高齢者で貧血が続き、骨髄では細胞が豊富にみられるのに末梢血では血球が減っていた。骨髄の血球には形の異常がみられた。この病態の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 骨髄の造血をになう細胞そのものが乏しくなることで末梢血の血球が減るもので、再生不良性貧血と同じ仕組みによって起こります。再生不良性貧血では骨髄の細胞が乏しくなるため、細胞が豊富であるこの所見とは合いません。
- ⑵ ビタミンB12が足りず細胞の分裂が妨げられているもので、B12を補えば血球の数は元に戻ります。巨赤芽球性貧血の説明であり、ビタミンの補充で戻る点が骨髄異形成症候群と異なります。
- ⑶ 脾臓で血球が壊されることで起こるもので、脾臓を摘出すれば血球の数は回復します。脾臓での破壊が主な仕組みであれば骨髄の血球に形の異常は生じず、この所見と合いません。
- ⑷ 骨髄でつくられた血球が成熟する途中で壊れてしまうために末梢血の血球が減るもので、これを無効造血といいます。骨髄が豊富なのに末梢血の血球が減る状態は無効造血で、骨髄異形成症候群の中心的な特徴です。
- ⑸ 白血病細胞が骨髄を占めて正常な血球が押しのけられるもので、末梢血の大半を芽球が占めます。末梢血の大半を芽球が占めるのは急性白血病の像で、形の異常が目立つこの病態とは異なります。
解説
正解は、骨髄でつくられた血球が成熟する途中で壊れてしまうために末梢血の血球が減るもので、これを無効造血というという説明です。骨髄異形成症候群では、造血幹細胞に生じた異常が広がるクローン性造血が起こり、血球はつくられるものの成熟の途中で壊れます。そのため骨髄の細胞は豊富であるのに末梢血の血球は減るという、一見つじつまの合わない所見になります。骨髄や末梢血の血球には形の異常がみられ、経過中に急性骨髄性白血病へ進むことがあります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。