南西諸島の出身で、副腎皮質ステロイドを使い始めてから下痢と発熱が続く患者がいる。…
南西諸島の出身で、副腎皮質ステロイドを使い始めてから下痢と発熱が続く患者がいる。糞便を調べたところ幼虫が見つかった。考えられる寄生虫と、この患者で問題になることの組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 蟯虫で、肛門の周りに産みつけられた卵が糞便の中で幼虫になり、夜間のかゆみを起こします。蟯虫の卵は肛門周囲で採取して調べるもので、糞便中で幼虫になって見つかる虫ではありません。
- ⑵ 糞線虫で、体の抵抗力が下がると体の中で幼虫が増えて全身に広がる過剰感染を起こします。糞線虫は糞便に幼虫が出る虫で、免疫が抑えられると自家感染が進んで重症化します。
- ⑶ 回虫で、成虫が胆管に入り込んで腹痛を起こし、糞便には幼虫が多数みられるようになります。回虫では糞便に出るのは虫卵であり、幼虫が見つかったこの症例には当てはまりません。
- ⑷ 旋毛虫で、糞便に幼虫が出続けるとともに筋肉の中でも幼虫が育ち、筋肉の痛みが起こります。旋毛虫の幼虫は筋肉の中に入り込むもので、糞便に出続けることはありません。
- ⑸ 鉤虫で、糞便に幼虫が出るとともに腸から血液が失われ、鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。鉤虫は新鮮な糞便では虫卵として見つかる虫で、幼虫が出る点が糞線虫との見分けになります。
解説
正解は、糞線虫で、体の抵抗力が下がると体の中で幼虫が増えて全身に広がる過剰感染を起こすという説明です。糞線虫は日本では南西諸島に多くみられ、糞便から見つかるのは虫卵ではなく幼虫である点が特徴です。腸の中で卵から幼虫がかえるため、他の線虫と見分ける手がかりになります。副腎皮質ステロイドなどで免疫が抑えられると、体内で世代を重ねる自家感染が進み、幼虫が全身の臓器に広がって重い状態になることがあります。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。