駆血帯を締めてから採血が終わるまでに3分近くかかった検体がある。この検体で起こる…
駆血帯を締めてから採血が終わるまでに3分近くかかった検体がある。この検体で起こる変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 筋肉に力が入らないよう安静を保つことになるため、血漿のカリウムは駆血が短いときより低めに出ます。うっ滞や赤血球からの漏れによって、カリウムはむしろ高めに出ることが知られています。
- ⑵ うっ滞した部位にも酸素が十分に届き続けるため、血漿の乳酸は駆血が短いときより低めに出ます。血流が滞ると組織は酸素不足になり、解糖が進むため乳酸はむしろ高めに出ます。
- ⑶ 赤血球が血管の外へ移動するため、ヘマトクリット値は駆血が短いときより低めに出ます。赤血球は血管の壁を通り抜けられず、水分が抜けて濃くなるためヘマトクリットはむしろ高めに出ます。
- ⑷ ナトリウムは蛋白と結びつかない成分であるため、駆血が長引くと水分の移動につれて血漿の中で大きく薄まり、低めに出ます。ナトリウムは水分とともに動くため濃度はほとんど変わらず、大きく下がることはありません。
- ⑸ 血漿の水分が血管の外へ移動して濃くなるため、総蛋白やカルシウムなど蛋白と結びつく成分が高めに出ます。うっ滞によって水分が組織へ移り、蛋白と蛋白に結びつく成分が濃縮されて高い値になります。
解説
正解は、血漿の水分が血管の外へ移動して濃くなるため、総蛋白やカルシウムなど蛋白と結びつく成分が高めに出るという説明です。駆血帯を長く締めたままにすると静脈がうっ滞し、血管の中の水分が組織へ押し出されます。血球や蛋白質、そして蛋白質と結びついているカルシウムや脂質は血管の中に残るため、濃くなって高い値になります。またうっ滞した部位は酸素が不足するので乳酸が増え、カリウムも高くなります。駆血は必要な時間だけにとどめることが大切です。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。