高齢の男性が、自覚する症状のないまま健康診断でリンパ球の著しい増加を指摘された。…
高齢の男性が、自覚する症状のないまま健康診断でリンパ球の著しい増加を指摘された。末梢血の塗抹標本では小型で成熟した形のリンパ球が大半を占めていた。考えられる病態はどれか。
- ⑴ 再生不良性貧血で、末梢の血球が三つの系統ともに減少した状態になっている。血球が減る病態で、増加の説明になりません。
- ⑵ 伝染性単核球症で、細胞質の広い大型の異型リンパ球が一時的に増えている。こちらは発熱や咽頭の痛みを伴い一過性です。
- ⑶ 慢性リンパ性白血病で、B細胞の性質をもつリンパ球が増えている。成熟した小型のリンパ球が増えるのが特徴です。
- ⑷ 急性リンパ性白血病で、骨髄と末梢血に芽球が多数を占めるようになっている。急性の白血病では未熟な芽球が主体になります。
- ⑸ 慢性骨髄性白血病で、さまざまな成熟の段階にある顆粒球が増加している。増えるのはリンパ球ではなく顆粒球の系統です。
解説
正答は、慢性リンパ性白血病で、B細胞の性質をもつリンパ球が増えているという病態です。この病気は高齢の方に多く、症状のないまま健康診断でリンパ球の増加として見つかることがあります。塗抹標本では小型で成熟した形のリンパ球が大半を占め、標本を作るときに壊れた細胞の像も見られます。急性の白血病では未熟な芽球が主体となりますので、細胞の形から区別していきます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。