転移性脊椎腫瘍の部位で、最も安定性が高いのはどれか。
転移性脊椎腫瘍の部位で、最も安定性が高いのはどれか。
- ⑴ C7~T2C7からT2にかけては頸椎から胸椎への移行部にあたり、荷重や可動性の変化から不安定性を生じやすい部位です。
- ⑵ T11~L1T11からL1にかけては胸椎から腰椎への移行部にあたり、力学的な負荷が集中しやすく不安定になりやすい部位です。
- ⑶ L2・L3L2・L3は腰椎の中でも可動性が大きい部位であり、腫瘍による破壊が生じると不安定性を来しやすいとされます。
- ⑷ L5・S1L5・S1は腰椎から仙骨への移行部にあたり、荷重が集中しやすいため不安定性を来しやすい部位です。
- ⑸ S2~S5S2からS5にかけては体重支持の軸としての役割が小さく可動性も乏しいため、比較的安定性が高い部位とされています。
解説
正解は⑸です。仙骨のS2からS5にかけての領域は体重を支持する軸としての役割が小さく可動性も乏しいため、転移性脊椎腫瘍が生じても脊椎の力学的な不安定性を来しにくいとされています。頸胸移行部や胸腰移行部、腰椎の移行部にあたる他の選択肢は、荷重や可動性の観点から相対的に不安定になりやすい部位です。転移部位ごとの安定性の違いを理解することは、理学療法を安全に進めるうえで重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成