アキレス腱断裂で正しいのはどれか。
アキレス腱断裂で正しいのはどれか。
- ⑴ つま先立ちは可能である。アキレス腱が完全に断裂すると底屈の力が伝わらなくなるため、つま先立ちは困難になります。
- ⑵ 学童期に集中的に発生する。アキレス腱断裂は学童期ではなく、運動習慣のある中年層に好発することが知られています。
- ⑶ Thompson テスト陽性となる。ふくらはぎを握った際に足関節が底屈しないThompsonテストの陽性所見は、アキレス腱断裂の診断に有用です。
- ⑷ 足関節背屈位でギプス固定する。固定は断裂部の緊張を避けるため足関節を背屈位ではなく底屈位に保って行うのが一般的です。
- ⑸ 陳旧例は端々縫合術の適応である。陳旧例では腱の断端が退縮して距離が生じるため、単純な端々縫合ではなく腱移行術などが必要になることが多いです。
解説
正解は⑶です。アキレス腱断裂ではふくらはぎを握ると健常であれば足関節が底屈するのに対し、断裂していると足関節が動かないThompsonテストが陽性となります。完全断裂ではつま先立ちは困難になり、中年のスポーツ愛好家に好発しやすく、固定は緊張を避けるため底屈位で行い、陳旧例は腱の退縮により端々縫合が難しくなるため、他の記述はアキレス腱断裂の特徴として誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成