がんの骨転移による症候でないのはどれか。
がんの骨転移による症候でないのはどれか。
- ⑴ 振 戦振戦は主に神経疾患でみられる不随意な運動であり、骨転移そのものに直接関連する症候ではありません。
- ⑵ 疼 痛疼痛は骨転移によって最も高頻度にみられる症候であり、骨転移による代表的な症候の一つです。
- ⑶ 脊髄圧迫脊椎への骨転移が脊柱管内に及ぶと脊髄圧迫を生じ、麻痺などを引き起こすことがあります。
- ⑷ 病的骨折骨転移により骨の強度が低下すると軽微な外力でも骨折する病的骨折を生じることがあります。
- ⑸ 高カルシウム血症骨転移による骨吸収の亢進はカルシウムの血中への放出を増やし、高カルシウム血症を引き起こすことがあります。
解説
正解は⑴です。がんの骨転移では疼痛や病的骨折、脊髄圧迫、骨吸収の亢進による高カルシウム血症といった症候が代表的にみられますが、振戦は主に中枢神経系の運動機能に関わる症候であり、骨転移そのものに直接関連する症候ではありません。したがって骨転移による症候として当てはまらないのは振戦です。骨転移の代表的な症候を把握しておくことは、理学療法を行ううえでのリスク管理にもつながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成