立位姿勢で正しいのはどれか。
立位姿勢で正しいのはどれか。
- ⑴ 幼児の重心は仙骨のやや前方に位置する。幼児は体型のバランスが成人と異なるため重心の位置も異なりますが、成人の重心位置の説明である仙骨のやや前方という記述をそのまま幼児に当てはめることはできません。
- ⑵ 安静立位時では重心線は上前腸骨棘を通る。安静立位時の重心線は一般に外果や膝関節、大転子、肩峰、外耳孔を通るとされ、上前腸骨棘を通るという記述とは異なります。
- ⑶ 支持基底面は足底とその間を含む面である。支持基底面は足底の接地面だけでなく、その間の空間も含めた面として定義されます。
- ⑷ Romberg 肢位は開脚立位より安定性が高い。Romberg肢位は両足を揃えて立つため支持基底面が狭くなり、開脚立位に比べて安定性は低くなります。
- ⑸ 安静立位時では身体重心は前後に動揺しない。安静立位時でも身体重心は常に微小な範囲で前後左右に動揺しており、まったく動かないわけではありません。
解説
正解は⑶です。支持基底面は身体を支える面のことで、立位では両足底の接地面だけでなくその間の空間を含めた面全体を指します。幼児の重心の位置や重心線の通過点、Romberg肢位の安定性、安静立位時の重心動揺に関する他の記述は、姿勢の力学に関する一般的な知見とは一致しません。支持基底面の広さと重心位置の関係を理解することは、バランス評価を行ううえでも基本となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成