脳腫瘍の発生部位と症状の組合せで正しいのはどれか。
脳腫瘍の発生部位と症状の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 視 床 視力障害視床は感覚情報の中継を担う部位であり、視力障害の直接的な原因となる部位としては視神経や視覚野の障害が挙げられます。
- ⑵ 小 脳 協調運動障害小脳は運動の協調を担う部位であり、その障害は運動の円滑さが損なわれる協調運動障害を引き起こします。
- ⑶ 視交叉 失 語視交叉の障害では両耳側半盲などの視野障害が生じるのが典型で、失語は大脳皮質の言語野の障害でみられます。
- ⑷ 前頭葉 聴力障害前頭葉の障害では人格変化や遂行機能障害、運動麻痺などが生じやすく、聴力障害は側頭葉の聴覚野障害でみられます。
- ⑸ 脳幹部 人格障害脳幹部の障害では意識障害や脳神経症状、運動・感覚障害が中心であり、人格障害は前頭葉障害に典型的な症状です。
解説
正解は⑵です。脳腫瘍による症状は発生部位が担う機能によって決まり、協調運動を司る小脳の障害では運動失調にあたる協調運動障害が出現します。視床は感覚の中継核であり視力障害の直接的な原因部位ではなく、視交叉は視野障害、前頭葉は人格変化や運動障害、脳幹部は意識障害や脳神経症状と関連するため、それぞれの組合せは適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成