がん性疼痛で最も適切なのはどれか。
がん性疼痛で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 突出痛は予測することができない。突出痛には体動時に生じるなど予測可能なものも含まれており、すべてが予測不可能というわけではありません。
- ⑵ 疼痛のマネジメントには精神的ケアを含む。がん性疼痛には心理的・社会的な要因も関与するため、疼痛マネジメントには精神的ケアを含む包括的な対応が重要です。
- ⑶ 多くの場合、単一の原因を指摘することができる。がん性疼痛は腫瘍そのものや治療の影響、廃用など複数の要因が重なって生じることが多く、単一の原因とは限りません。
- ⑷ がんと診断された時点でがん性疼痛を伴うことはない。がんと診断された時点で既に痛みを伴っている患者も少なくなく、診断時に疼痛を伴わないとは言い切れません。
- ⑸ オピオイド鎮痛薬は軽度の痛みに対しても積極的に使用する。WHO方式の除痛ラダーでは軽度の痛みにはまず非オピオイド鎮痛薬を用いることが基本とされています。
解説
正解は⑵です。がん性疼痛は身体的な痛みだけでなく心理的・社会的な苦痛が絡み合う全人的な痛みとして捉えられており、疼痛のマネジメントには薬物療法に加えて精神的なケアを含めた包括的な対応が求められます。突出痛の予測可能性や原因の単一性、オピオイド使用に関する他の記述は誤りであり、多職種で連携した緩和ケアの視点が欠かせません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成