SIAS で正しいのはどれか。
SIAS で正しいのはどれか。
- ⑴ 上肢触覚は手背で評価する。SIASの上肢触覚検査は手掌側で刺激を加えて評価するのが一般的であり、手背で評価するという記述は誤りです。
- ⑵ 上肢関節可動域は肩関節屈曲で評価する。SIASの上肢に関する項目は分離した運動パターンの遂行度を評価するものが中心であり、単純な肩関節屈曲角度の測定ではありません。
- ⑶ 手指テストで集団伸展が可能なら1 C である。手指テストで集団伸展のみが可能な段階は、分離した運動を伴うより高い評価段階には達していないと判断されます。
- ⑷ 股屈曲テストでは座位保持を介助しても構わない。股屈曲テストでは体幹を保持することが難しい対象者に対し、検者が座位を介助して保持させたうえで評価してよいとされています。
- ⑸ 膝・口テストは麻痺肢手部を同側大腿上より挙上する。膝・口テストは手を口元まで運ぶ動作の巧緻性をみる検査であり、開始肢位を同側大腿とする記述は一般的な手順と異なります。
解説
正解は⑷です。SIASの下肢近位機能をみる股屈曲テストは端座位で行いますが、体幹の保持が不十分な対象者に対しては検者が体幹を支えて座位を保持させながら実施してもよいとされています。他の選択肢にある評価部位や採点段階の内容は、SIASの実際の評価方法とは一致しません。麻痺側の運動機能を正確に評価するためには、各下位項目の実施方法を細部まで理解しておく必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成