Guillain-Barré 症候群で適切なのはどれか。
Guillain-Barré 症候群で適切なのはどれか。
- ⑴ 深部腱反射は亢進する。Guillain-Barré症候群では末梢神経障害により深部腱反射は低下または消失するのが特徴で、亢進はみられません。
- ⑵ 小児期に多い疾患である。小児期に限らず成人や高齢者にも発症し、特定の年齢層に多い疾患というよりは全年齢で生じ得る疾患です。
- ⑶ 神経伝導速度は保たれる。脱髄が主体の病型では神経伝導速度が低下することが多く、必ずしも保たれるわけではありません。
- ⑷ 感覚障害は四肢中枢部に強くみられる。感覚障害は四肢の中枢部ではなく遠位部に強く現れる手袋靴下型の分布を示すことが多い疾患です。
- ⑸ 呼吸器の感染症を契機に発症することが多い。多くの症例で発症前に上気道炎などの呼吸器感染症や胃腸炎の先行がみられ、それを契機に自己免疫機序が誘発されます。
解説
正解は⑸です。Guillain-Barré症候群は上気道炎や胃腸炎などの感染症に続いて自己免疫機序により末梢神経が障害される疾患で、多くの症例で発症前に呼吸器や消化器の感染症の先行がみられます。深部腱反射は低下・消失し、感覚障害は四肢遠位優位に生じる点も特徴的です。急速に進行する四肢の筋力低下がみられるため、呼吸筋麻痺への注意を含めた早期からの経過観察が重要になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成