70 歳の女性。COPD。自宅療養中でADL は自立しているが、自宅内の動作でた…
70 歳の女性。COPD。自宅療養中でADL は自立しているが、自宅内の動作でたびたび息切れが生じている。呼吸困難感を減少させる生活指導で正しいのはどれか。
- ⑴ 寝具は布団にする。布団からの起き上がりは労作が大きく呼吸困難感を増強させやすいため、ベッドを用いる方が望ましいとされています。
- ⑵ 階段では吸気時に昇段する。労作時には呼気に合わせて動作を行うことが原則であり、吸気時に昇段する指導は呼吸困難感を強めやすい対応です。
- ⑶ 洗濯物は肩よりも低い位置に干す。腕を肩より高く挙げる動作は呼吸困難感を増強させやすいため、低い位置に干す工夫が呼吸困難感の軽減に有効です。
- ⑷ 荷物は前かがみの姿勢で持ち上げる。前かがみの姿勢は腹部を圧迫し呼吸困難感を増強させやすいため、避けるべき動作とされています。
- ⑸ 浴室に低いシャワーチェアを設置する。低すぎるシャワーチェアは立ち上がる際の労作を増やし呼吸困難感を強めやすいため、ある程度の高さのものが推奨されます。
解説
正解は⑶です。COPDの患者では腕を肩より高く挙げる動作が呼吸困難感を増強させやすいため、洗濯物は肩より低い位置に干すなど、腕を高く挙げずに済む工夫が推奨されています。布団は起き上がる際の労作が大きいため寝具はベッドが望ましく、階段昇段は呼気に合わせて行うことが原則です。荷物を前かがみの姿勢で持ち上げると腹部が圧迫され呼吸困難感が増強しやすく、シャワーチェアは低すぎると立ち上がりに労作を要するため、ある程度の高さのものが推奨されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成