緩和期のがんのリハビリテーション医療で正しいのはどれか。
緩和期のがんのリハビリテーション医療で正しいのはどれか。
- ⑴ 疲労骨折をきたしやすい。骨転移がある場合には病的骨折のリスクが問題となりますが、疲労骨折を特にきたしやすいとは言えません。
- ⑵ 疼痛に温熱療法は禁忌である。温熱療法は状態に応じて疼痛緩和に用いられることがあり、一律に禁忌とされているわけではありません。
- ⑶ QOL より機能回復を優先する。緩和期のリハビリテーション医療では機能回復よりも患者の生活の質を大切にする関わりが重視されます。
- ⑷ がん治療前のADL 獲得を目標とする。緩和期は病状が進行していく時期であり、がん治療前の状態への回復を目標とすることは現実的ではありません。
- ⑸ 患者の意思に合わせてプログラムを変更する。緩和期では患者の希望やその時々の状態を尊重し、目標やプログラムを柔軟に見直していくことが重視されます。
解説
正解は⑸です。緩和期のがんのリハビリテーション医療では、身体機能の回復よりも患者の意思や希望を尊重し、その時々の状態に合わせて目標やプログラムを柔軟に変更していくことが重視されます。この時期は疲労骨折を特にきたしやすいとまでは言えず、疼痛に対する温熱療法が一律に禁忌というわけでもありません。またがん治療前の状態への回復やQOLより機能回復を優先することを目指すのではなく、患者の生活の質を大切にした関わりが求められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-08_09.html)を加工して作成