無意識のなかに抑え込まれた欲動が精神症状として現れると想定し、その葛藤を明らかに…
無意識のなかに抑え込まれた欲動が精神症状として現れると想定し、その葛藤を明らかにすることによって症状の改善を目指すのはどれか。
- ⑴ 支持的精神療法助言や励ましによって現在の適応を支える方法で、無意識の葛藤を掘り下げることはしません。
- ⑵ 精神分析療法無意識に抑圧された欲動や葛藤を自由連想などで意識化し、洞察によって症状の改善を目指す方法です。
- ⑶ 認知行動療法現在の考え方の偏りと行動に焦点を当てて修正していく方法です。無意識の解明は目的としません。
- ⑷ 森田療法不安をあるがままに受け入れ、目的に沿った行動をとることを重視する日本で生まれた治療法です。
- ⑸ 来談者中心療法ロジャーズが提唱した方法で、受容と共感により本人の自己成長を促します。葛藤の分析は行いません。
解説
正しいのは精神分析療法です。精神分析療法はフロイトが創始した治療法で、無意識のなかに抑え込まれた欲動や葛藤が精神症状として現れると考え、自由連想や夢の分析を通じてその葛藤を意識化し、洞察を得ることで改善を目指します。支持的精神療法は助言や励ましで現在の適応を支える方法、認知行動療法は考え方の偏りと行動に焦点を当てる方法、森田療法は不安をあるがままに受け入れて行動することを重視する方法、来談者中心療法は受容と共感により本人の成長を促す方法であり、いずれも無意識の葛藤の解明を主眼としていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成