神経筋疾患と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
神経筋疾患と理学療法の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ Guillain-Barré 症候群 Böhler 体操ベーラー体操は脊椎圧迫骨折後などの背筋強化に用いる運動であり、ギラン・バレー症候群の理学療法とは結びつきません。
- ⑵ 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉 重錘を装着した歩行練習筋萎縮性側索硬化症では過度な負荷が筋疲労と機能低下を招くため、重錘を装着した歩行練習は不適切です。
- ⑶ ジストニア 筋電図バイオフィードバック筋活動を目や耳で確認させて過剰な収縮を自覚させ、脱力を学習させる方法として適応があります。
- ⑷ 重症筋無力症 漸増抵抗運動重症筋無力症では易疲労性が本質であり、漸増抵抗運動のような疲労を招く負荷は症状を悪化させます。
- ⑸ 多発性硬化症 交代浴多発性硬化症は体温が上がると症状が悪化するため、温浴を含む交代浴は避けるべきです。
解説
正しいのはジストニアと筋電図バイオフィードバックの組合せです。ジストニアでは不随意な筋収縮を自分で感じ取れないことが多いため、筋活動を音や画面で示して過剰な収縮に気づかせ、力を抜く練習に用いる筋電図バイオフィードバックが有用です。ベーラー体操は脊椎圧迫骨折後などに用いる背筋の運動で、脱髄疾患であるギラン・バレー症候群の治療とは結びつきません。筋萎縮性側索硬化症や重症筋無力症では過負荷が症状を悪化させ、多発性硬化症は体温の上昇で症状が悪化するため、いずれの組合せも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成