正常成人の立位姿勢で持続的に活動している筋はどれか。
正常成人の立位姿勢で持続的に活動している筋はどれか。
- ⑴ 腸腰筋重心線は股関節の後方を通り股関節は伸展方向に安定するため、屈筋である腸腰筋は持続的には働きません。
- ⑵ 大殿筋股関節が伸展方向に安定しているため、安静立位での大殿筋の活動はごくわずかです。
- ⑶ 大腿四頭筋重心線が膝の前方を通り膝は伸展位で靱帯により支持されるため、持続的な活動は必要ありません。
- ⑷ 大腿二頭筋膝を屈曲させる筋であり、膝が伸展位で安定している安静立位では持続的には活動しません。
- ⑸ ヒラメ筋重心線が足関節の前方を通るため、前方への倒れを抑えるヒラメ筋が持続的に活動します。
解説
正しいのはヒラメ筋です。安静立位では身体の重心線が足関節の前方を通るため、体は前へ倒れようとします。これを後ろへ引き戻す働きを担うのがヒラメ筋を中心とした下腿三頭筋で、立っている間は低いレベルの筋活動が持続します。一方、重心線は股関節のわずかに後方、膝関節のわずかに前方を通り、関節を伸展させる方向に力が働いて骨と靱帯で支持されるため、腸腰筋、大殿筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋はほとんど活動しません。立位保持が筋力よりも足関節での微調整に依存している点が要点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成