末梢動脈疾患で正しいのはどれか。
末梢動脈疾患で正しいのはどれか。
- ⑴ 女性に多い。喫煙や糖尿病、高血圧を背景に男性に多く発症します。女性に多いという記述は誤りです。
- ⑵ 足関節上腕血圧比が高い。下肢への血流が減るため足関節の血圧は低下し、足関節上腕血圧比は0.9以下に下がります。高くはなりません。
- ⑶ 間欠性跛行を呈することはない。間欠性跛行はむしろ代表的な症状です。一定距離を歩くと下肢が痛み、休むと軽くなるという経過をとります。
- ⑷ 閉塞性動脈硬化症の頻度が低い。末梢動脈疾患の原因として最も多いのが閉塞性動脈硬化症です。頻度が低いという記述は誤りです。
- ⑸ 下肢切断が必要になることがある。重症虚血に進んで潰瘍や壊死が生じ、血行再建も困難な場合には下肢切断が選択されることがあります。
解説
正しいのは、下肢切断が必要になることがある、です。末梢動脈疾患は動脈硬化などにより四肢の動脈が狭窄・閉塞する病態で、進行すると安静時の痛みや潰瘍、壊死をきたす重症虚血に至り、血行再建ができない場合には下肢切断が必要になります。喫煙や糖尿病、高血圧を背景に男性に多く、原因の大半は閉塞性動脈硬化症です。診断では足関節上腕血圧比が0.9以下に低下することが指標となり、初期には一定距離を歩くと下肢が痛み休むと軽くなる間欠性跛行が典型的にみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成