原発性骨粗鬆症の診断基準に含まれる脆弱性骨折の部位はどれか。
原発性骨粗鬆症の診断基準に含まれる脆弱性骨折の部位はどれか。
- ⑴ 椎 体椎体骨折は大腿骨近位部骨折と並び、骨密度の値によらず骨粗鬆症と診断できる脆弱性骨折です。
- ⑵ 上腕骨遠位部基準に挙げられているのは上腕骨近位部です。遠位部は含まれておらず、近位と遠位の入れ替えに注意が必要です。
- ⑶ 橈骨近位部基準に挙げられているのは橈骨遠位端です。転倒時に手をついて生じる骨折であり、近位部ではありません。
- ⑷ 大腿骨遠位部基準に挙げられているのは大腿骨近位部です。遠位部の骨折は診断基準には含まれていません。
- ⑸ 距 骨距骨骨折は高い外力で生じる骨折で、脆弱性骨折の部位として診断基準には含まれていません。
解説
正しいのは椎体です。原発性骨粗鬆症の診断基準では、椎体骨折または大腿骨近位部骨折があれば骨密度の値にかかわらず骨粗鬆症と診断します。その他の脆弱性骨折として挙げられているのは肋骨、骨盤、上腕骨近位部、橈骨遠位端、下腿骨で、これらの場合は骨密度が若年成人平均値の80%未満であることを併せて確認します。選択肢の上腕骨遠位部、橈骨近位部、大腿骨遠位部は、いずれも基準に挙げられた部位と近位・遠位が入れ替わっており、距骨も基準に含まれていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成