Down 症候群に特徴的な二次障害はどれか。
Down 症候群に特徴的な二次障害はどれか。
- ⑴ 体幹の側弯筋緊張低下により体幹の支持性が落ちるため、側弯が二次障害として生じます。公表された正答の一つです。
- ⑵ 股関節の脱臼股関節周囲の筋緊張低下と関節包のゆるさにより、亜脱臼や脱臼を起こしやすくなります。
- ⑶ 足部の内反変形足部は内反ではなく、外反を伴う扁平足になりやすいのが特徴です。内反変形は脳性麻痺などでみられます。
- ⑷ 環軸関節の亜脱臼環軸関節の亜脱臼はダウン症候群を代表する二次障害で、頸髄圧迫を避けるため頸部の過度な前屈を制限します。
- ⑸ 膝関節の屈曲拘縮膝は屈曲拘縮ではなく、過可動性による反張膝を示すことが多いです。屈曲拘縮は脳性麻痺などでみられます。
設問は1つ選ぶ形だが、正答値表では1・2・4のいずれも正答としている(出題側が複数正解として扱った問)。どれを選んでも正解になる。
解説
特徴的な二次障害は環軸関節の亜脱臼であり、体幹の側弯と股関節の脱臼も正答とされています。ダウン症候群では全身の筋緊張低下と結合組織のゆるさによって関節が過剰に動くため、支持性の低下した部位に変形や脱臼が起こります。なかでも環軸関節の亜脱臼は頸髄を圧迫する危険があり、頸部を強く前屈させる運動や跳躍を制限する配慮が必要です。足部は内反ではなく外反を伴う扁平足、膝は屈曲拘縮ではなく過可動性による反張膝を示すため、これらは特徴的とは言えません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成