Parkinson 病でみられるのはどれか。
Parkinson 病でみられるのはどれか。
- ⑴ 痙 縮痙縮は錐体路障害で生じる速度依存性の筋緊張亢進です。パーキンソン病の筋緊張亢進は速度に依存しない筋固縮であり、別の所見です。
- ⑵ 分回し歩行分回し歩行は脳卒中後の痙性片麻痺でみられます。パーキンソン病では小刻み歩行やすり足、突進歩行が特徴です。
- ⑶ 姿勢反射障害安静時振戦・筋固縮・無動と並ぶ四大症状の一つで、立ち直り反応が低下するため転倒しやすくなります。
- ⑷ 膝蓋腱反射亢進深部反射の亢進は錐体路障害の所見です。パーキンソン病では膝蓋腱反射はおおむね正常に保たれます。
- ⑸ Babinski 反射陽性バビンスキー反射は錐体路障害を示す病的反射です。錐体外路系の疾患であるパーキンソン病では陰性です。
解説
正しいのは姿勢反射障害です。パーキンソン病は中脳黒質のドパミン神経が減少して大脳基底核の働きが乱れる疾患で、安静時振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害の四大症状を示します。姿勢反射障害は外から押されたときに姿勢を立て直せなくなる状態で、後方への突進現象や転倒の原因になります。一方、痙縮や深部反射の亢進、病的反射の出現は錐体路が障害されたときの所見であり、錐体外路系の疾患であるパーキンソン病では原則としてみられません。筋緊張の高まり方が速度に依存しない筋固縮である点も区別の要点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成