褥瘡の危険因子でないのはどれか。
褥瘡の危険因子でないのはどれか。
- ⑴ 低栄養蛋白質やエネルギーの不足は皮膚と皮下組織の耐久性と治癒力を落とし、褥瘡の危険因子となります。
- ⑵ 血圧の上昇組織の虚血を招くのは低血圧です。血圧の上昇は灌流を保つ方向に働くため危険因子には当たりません。
- ⑶ 体動の減少体動が減ると同じ部位の圧迫が続いて血流が絶たれます。姿勢変換が予防の柱となる理由です。
- ⑷ 局所的な圧迫局所的な圧迫は褥瘡の直接の原因です。圧の分散が最も重要な予防策になります。
- ⑸ 骨の突出部位仙骨部や踵部などの骨突出部位は圧が集中しやすく、褥瘡が生じやすい部位です。
解説
危険因子でないのは血圧の上昇です。褥瘡は骨が突出した部位の皮膚と皮下組織が長時間圧迫され、その部位の血流が絶たれることで生じます。したがって局所的な圧迫、寝返りが減って同じ姿勢が続くこと、仙骨部や踵部などの骨突出、そして皮膚と皮下組織の耐久性を落とす低栄養は、いずれも代表的な危険因子です。血流に関しては低血圧やショックのように圧が低い状態が虚血を促すため危険因子となり、血圧の上昇はむしろ組織への灌流を保つ方向に働きます。予防は圧の分散、姿勢変換、栄養管理、皮膚の観察が柱になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成