短下肢装具で自立歩行が可能な二分脊椎児。該当する機能残存レベルの上限はどれか。
短下肢装具で自立歩行が可能な二分脊椎児。該当する機能残存レベルの上限はどれか。
- ⑴ L 2L2では股関節周囲の筋も膝の伸展筋も働かず、長下肢装具や骨盤帯付きの装具を要します。
- ⑵ L 3L3では大腿四頭筋の働きが不十分で膝の支持性が得られず、長下肢装具が必要になります。
- ⑶ L 4L4まで残ると大腿四頭筋が働いて膝を伸展位に保てるため、短下肢装具で自立歩行が可能となる上限に当たります。
- ⑷ L 5L5では足関節の背屈筋も一部働き、より軽い装具で歩ける例が多くなります。上限としては下位すぎます。
- ⑸ S 1S1では下腿三頭筋も部分的に働き、装具なしで歩ける例もあります。上限を問う答えにはなりません。
解説
該当する上限はL4です。二分脊椎の歩行能力は機能残存レベルでおおむね決まり、L4まで機能が残ると大腿四頭筋が働いて膝を伸展位に保てるため、足関節を制御する短下肢装具だけで自立歩行が可能になります。L3までしか残っていない場合は膝の支持性が不足するため長下肢装具が必要となり、L2以上ではさらに股関節の制御も乏しく実用的な歩行は難しくなります。逆にL5やS1まで残っていれば、装具なしあるいは軽い装具で歩ける例も多くなります。したがって短下肢装具で自立歩行できる上限のレベルはL4となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成