アルコール離脱症状の後遺症はどれか。
アルコール離脱症状の後遺症はどれか。
- ⑴ Kleine-Levin 症候群クライネ・レビン症候群は過眠と過食を繰り返す周期性の睡眠障害です。飲酒とは関係しません。
- ⑵ Korsakoff 症候群記銘力障害と作話、見当識障害を特徴とし、ビタミンB1欠乏を背景に慢性の後遺症として残ります。
- ⑶ Lennox-Gastaut 症候群レノックス・ガストー症候群は幼児期に発症する難治性のてんかんです。成人の飲酒とは無関係です。
- ⑷ Rett 症候群レット症候群は主に女児にみられる遺伝子異常による発達障害です。後天的な飲酒の影響ではありません。
- ⑸ 悪性症候群悪性症候群は抗精神病薬などで生じる高熱と筋硬直を伴う重篤な副作用です。離脱症状の後遺症ではありません。
解説
後遺症として残るのはコルサコフ症候群です。長期の多量飲酒ではビタミンB1が欠乏し、離脱期の意識障害やウェルニッケ症候群を経て、記銘力障害を中心とする慢性の状態が残ることがあります。これがコルサコフ症候群で、新しいことを覚えられない前向性の記憶障害、過去の記憶の欠落、失われた記憶を埋めるような作話、見当識障害を特徴とします。クライネ・レビン症候群は周期性の過眠症、レノックス・ガストー症候群は小児の難治性てんかん、レット症候群は女児にみられる発達障害、悪性症候群は抗精神病薬による重篤な副作用です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成