小脳梗塞でみられるのはどれか。 2 つ選べ。
小脳梗塞でみられるのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 眼振小脳は眼球運動の調節にも関わるため、梗塞では注視方向性の眼振が生じます。めまいを伴うことも多いです。
- ⑵ 球麻痺球麻痺は延髄にある脳神経運動核の障害による嚥下や発声の障害です。小脳自体の梗塞では生じません。
- ⑶ 運動失調運動の協調を担う小脳が障害されるため、四肢や体幹の運動失調、歩行のふらつき、測定障害が現れます。
- ⑷ 同名半盲同名半盲は視放線や後頭葉の障害による視野障害です。小脳は視野の情報処理に関与しません。
- ⑸ 遂行機能障害遂行機能障害は主に前頭葉の障害で生じます。小脳の関与も指摘されますが、梗塞の代表的な症状ではありません。
解説
小脳梗塞でみられるのは眼振と運動失調です。小脳は運動の協調と平衡、眼球運動の調節を担うため、梗塞では四肢や体幹の運動失調、めまい、嘔吐、構音障害、そして注視方向性の眼振が生じます。歩行はふらつき、指鼻試験や踵すね試験で拙劣さが現れます。球麻痺は舌咽神経や迷走神経の運動核がある延髄の障害で生じる嚥下や発声の障害であり、小脳自体の病変では説明できません。同名半盲は視放線や後頭葉、遂行機能障害は前頭葉の障害による症状です。障害部位と症状の対応を整理して覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成