自律神経障害の症状はどれか。 2 つ選べ。
自律神経障害の症状はどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 振 戦振戦は錐体外路系の障害で生じる不随意運動です。自律神経の障害による症状ではありません。
- ⑵ 複 視複視は外眼筋を支配する体性運動神経の障害で生じます。瞳孔の調節は自律神経ですが、眼球運動は別系統です。
- ⑶ 不整脈心臓の拍動は交感神経と副交感神経の調節を受けるため、自律神経障害では不整脈や心拍数の異常が生じます。
- ⑷ 血圧低下血管の収縮が保てなくなり、立ち上がったときに血圧が下がる起立性低血圧などが生じます。
- ⑸ 視力低下視力低下は角膜や網膜、視神経など視覚路の問題です。自律神経障害の主症状には含まれません。
解説
自律神経障害の症状は不整脈と血圧低下です。自律神経は心臓の拍動、血管の収縮、発汗、消化管の運動、排尿、瞳孔の調節などを不随意に制御しているため、障害されると不整脈や起立性低血圧、発汗異常、便秘や下痢、排尿障害、瞳孔の異常などが現れます。パーキンソン病や多系統萎縮症、糖尿病、脊髄損傷などで問題になりやすい症状です。振戦は大脳基底核など錐体外路系の障害による不随意運動、複視は外眼筋を動かす体性運動神経の障害、視力低下は視覚路の問題であり、いずれも自律神経の障害では説明できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成