錐体外路に含まれないのはどれか。
錐体外路に含まれないのはどれか。
- ⑴ 黒 質黒質はドパミンを産生して線条体に投射する部位で、錐体外路系に含まれます。変性するとパーキンソン病を起こします。
- ⑵ 視床下核視床下核は大脳基底核の一部で錐体外路系に含まれます。障害されると激しい不随意運動を生じます。
- ⑶ 錐体交叉錐体交叉は延髄で皮質脊髄路が交叉する部位であり、錐体路の構造です。錐体外路には含まれません。
- ⑷ 線条体線条体は尾状核と被殻からなる大脳基底核の入力部で、錐体外路系の中心的な構造の一つです。
- ⑸ 淡蒼球淡蒼球は大脳基底核の出力部として運動の抑制に関わり、錐体外路系に含まれます。
解説
含まれないのは錐体交叉です。錐体交叉は延髄の前面で皮質脊髄路の線維が反対側へ交叉する部位であり、随意運動の指令を直接伝える錐体路の構造そのものです。一方、錐体外路は錐体路以外の運動制御系を指し、大脳基底核とその関連構造である線条体、淡蒼球、黒質、視床下核などが含まれます。これらは運動の開始や抑制、筋緊張や姿勢の調節に関わり、障害されると不随意運動や筋緊張の異常が生じます。パーキンソン病は黒質の変性、ヘミバリズムは視床下核の障害として理解できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成