登はん性起立を示すのはどれか。
登はん性起立を示すのはどれか。
- ⑴ 筋強直性ジストロフィー筋強直性ジストロフィーは遠位筋優位の筋力低下と筋強直、白内障などが特徴で、下肢近位筋の障害が前面に出ません。
- ⑵ 肢帯型筋ジストロフィー肢帯型は近位筋が障害されますが、発症が遅く進行も緩やかで、この徴候の典型例として挙げられる疾患ではありません。
- ⑶ 先天型筋ジストロフィー先天型は出生時から筋力低下と関節拘縮を示し、立ち上がり動作自体を獲得しないことが多いため該当しません。
- ⑷ Duchenne 型筋ジストロフィー下肢近位筋の筋力低下が幼児期から進むため、膝や大腿を手で押し上げて立つ登はん性起立が特徴的にみられます。
- ⑸ 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー顔面肩甲上腕型は閉眼や口笛が困難、翼状肩甲などの上半身の症状が特徴で、下肢近位筋の徴候ではありません。
解説
登はん性起立を示すのはデュシェンヌ型筋ジストロフィーです。登はん性起立は、床から立ち上がるときに手を床につき、次に自分の膝や大腿を手でつかんで押し上げるようにして体を起こす動作で、股関節の伸展筋である大殿筋や大腿四頭筋といった下肢近位筋の筋力低下を示します。デュシェンヌ型は3歳前後から近位筋の筋力低下が始まる進行性の疾患で、この徴候が早期から現れます。筋強直性ジストロフィーは遠位筋優位の筋力低下と筋強直、顔面肩甲上腕型は顔面と肩帯の筋の障害が特徴で、下肢近位筋の障害を示すこの徴候の典型ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成