筋力増強運動で正しいのはどれか。
筋力増強運動で正しいのはどれか。
- ⑴ 高齢者では高負荷低頻度で実施するのがよい。高齢者では高負荷は血圧上昇や関節への負担を招きます。低から中程度の負荷で頻度を確保する方法が勧められます。
- ⑵ 運動の効果には対象者の運動経験は影響しない。もとの筋力水準や運動経験によって効果の現れ方は変わります。影響しないという記述は誤りです。
- ⑶ 等張性収縮には求心性収縮と遠心性収縮がある。等張性収縮は張力が一定で筋長が変わる収縮で、短縮しながら力を出す求心性収縮と伸ばされながらの遠心性収縮があります。
- ⑷ 筋力維持には最大筋力の40~50 % 以上の負荷が必要である。維持に必要なのは最大筋力の20から30パーセント程度です。40から50パーセント以上は増強を狙う水準に近い値です。
- ⑸ 等速性収縮の角速度高速域での運動は筋出力効果が増大する。等速性収縮では角速度が速くなるほど発揮できる筋力は低下します。高速域で出力が増えるという記述は逆です。
解説
正しいのは等張性収縮に求心性収縮と遠心性収縮があることです。等張性収縮は筋の張力が一定のまま長さが変化する収縮で、筋が短縮しながら力を出す求心性収縮と、伸ばされながら力を出す遠心性収縮に分けられます。高齢者では血圧上昇や整形外科的な負担を避けるため、低から中程度の負荷で回数と頻度を確保する方法が勧められます。運動の効果はもともとの運動経験や筋力水準に左右され、筋力の維持には最大筋力の20から30パーセント程度の負荷で足り、増強には60パーセント以上が必要とされます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成