認知症の中核症状はどれか。 2 つ選べ。
認知症の中核症状はどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 失 認失認は対象を正しく認識できない認知機能の障害で、記憶障害や見当識障害と並ぶ中核症状の一つです。
- ⑵ 徘 徊徘徊は行動・心理症状です。見当識障害という中核症状を背景に生じますが、症状そのものは環境要因の影響を受けます。
- ⑶ 妄 想妄想は行動・心理症状に分類されます。物盗られ妄想などが代表的で、全例に現れるものではありません。
- ⑷ 抑うつ抑うつも行動・心理症状です。心理的な反応や環境の影響が大きく、中核症状には含まれません。
- ⑸ 見当識障害見当識障害は時間、場所、人物の把握が難しくなる認知機能の低下で、代表的な中核症状です。
解説
中核症状は失認と見当識障害です。認知症の症状は、脳の神経細胞が壊れることで必ず現れる中核症状と、中核症状を背景に環境や性格が関わって生じる行動・心理症状に分けられます。中核症状には記憶障害、見当識障害、失語、失行、失認、遂行機能障害などの認知機能そのものの低下が含まれます。一方、徘徊、妄想、抑うつ、幻覚、興奮、不安などは行動・心理症状であり、全員に現れるわけではなく、環境調整や関わり方の工夫で軽減し得る点が中核症状との違いです。両者の区別は対応方針を考える出発点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成