ソクマル理学療法士

70 歳の男性。COVID-19 による肺炎で入院し、マスクで酸素10 L/分を…

70 歳の男性。COVID-19 による肺炎で入院し、マスクで酸素10 L/分を投与している。PaO2 は背臥位では60 mmHg であったのに対して腹臥位では100 mmHg に改善した。PaO2 の改善に最も大きく影響した要因はどれか。

解説

最も大きく影響した要因は換気血流比です。背臥位では重力の影響で背側の肺に血流が多く分布する一方、心臓や腹部臓器に圧迫されて背側の含気が減るため、血流はあるのに換気されない領域が増えて換気血流比の不均衡が生じます。腹臥位にするとこの圧迫が解けて背側の換気が改善し、血流の分布とよく合うようになるため、酸素化が大きく改善します。肺拡散能や解剖学的死腔は体位でこれほど急に変わりません。肺動静脈奇形は構造的な異常であり、吸入気酸素濃度も投与量が同じであれば変化しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-08_09.html)を加工して作成

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