各臓器と血流量の局所性調節の組合せで正しいのはどれか。
各臓器と血流量の局所性調節の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 骨格筋 乳酸の蓄積が血管を収縮乳酸などの代謝産物が蓄積すると骨格筋の血管は拡張し、活動に見合った血流が確保されます。収縮ではありません。
- ⑵ 心臓 低酸素が冠細動脈を収縮低酸素では冠細動脈は拡張します。心筋は酸素の抽出率が高いため、需要が増えると血流量を増やして応じます。
- ⑶ 脳 二酸化炭素分圧上昇が細動脈を収縮二酸化炭素分圧の上昇は脳の細動脈を拡張させ、脳血流を増やします。収縮するという記述は逆になります。
- ⑷ 肺 低酸素が細動脈を収縮肺胞の酸素分圧が下がるとその領域の細動脈が収縮し、血流を換気の良い領域へ振り向けます。低酸素性肺血管収縮と呼ばれます。
- ⑸ 皮膚 交感神経亢進が細動脈を拡張皮膚では交感神経が亢進すると血管は収縮し、体表からの熱の放散が減ります。拡張するという記述は逆です。
解説
正解は⑷です。肺では肺胞の酸素分圧が下がると、その領域の細動脈が収縮して血流を換気の良い領域へ振り向けます。これは低酸素性肺血管収縮と呼ばれ、換気と血流の釣り合いを保つ働きをします。体循環ではこれとは反対に、低酸素や代謝産物の蓄積は血管を拡張させて血流を増やしますので、骨格筋の乳酸、心臓の低酸素、脳の二酸化炭素分圧の上昇はいずれも拡張に働きます。肺だけが逆に動く点が重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成