滑車神経が支配する外眼筋はどれか。
滑車神経が支配する外眼筋はどれか。
- ⑴ 下斜筋下斜筋は動眼神経が支配し、眼球を上転させて外旋させます。上斜筋と作用が対になるため紛らわしいですが、支配神経は異なります。
- ⑵ 下直筋下直筋は動眼神経が支配し、眼球を下転させます。下方を向かせるという作用が上斜筋と共通するため混同しやすい筋です。
- ⑶ 上斜筋上斜筋は滑車神経が支配する唯一の外眼筋です。滑車と呼ばれる線維性の輪を通って走行することが、この神経の名の由来になっています。
- ⑷ 上直筋上直筋は動眼神経が支配し、眼球を上転させます。名前が上斜筋と似ているため取り違えやすい選択肢です。
- ⑸ 外側直筋外側直筋は外転神経が支配し、眼球を外転させます。外眼筋のうち外転神経が支配するのはこの筋だけです。
解説
正解は⑶です。滑車神経は中脳の背側から出る唯一の脳神経で、反対側の上斜筋のみを支配します。上斜筋は眼球を下転させて内旋させる働きをもつため、麻痺すると階段を降りるときなど下方を見る際に複視が強まり、頭部を健側へ傾ける代償姿勢がみられます。下斜筋と下直筋、上直筋は動眼神経、外側直筋は外転神経が支配しており、外眼筋は三つの脳神経で分担されています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成