NICU 入室中の低緊張児に対する理学療法で優先順位が低いのはどれか。
NICU 入室中の低緊張児に対する理学療法で優先順位が低いのはどれか。
- ⑴ 装具療法この時期の児は骨や関節が未熟で皮膚も脆弱なため、装具の圧迫による皮膚障害や変形の危険があります。適応が限られ、優先順位は最も低くなります。
- ⑵ 運動発達指導低緊張の児では姿勢や運動の発達が遅れやすく、抱き方や姿勢の工夫を含めた発達を促す関わりは早期から重要です。優先順位は高くなります。
- ⑶ 呼吸理学療法低緊張では換気が浅くなり分泌物も出しにくいため、呼吸状態の安定が生命に直結します。呼吸理学療法はこの時期に優先度の高い介入です。
- ⑷ ポジショニングポジショニングは屈曲位を保って安静を助け、呼吸や睡眠、変形の予防に役立ちます。新生児集中治療室での基本的で優先度の高い関わりです。
- ⑸ 保護者への育児指導保護者が抱き方や関わり方を身につけることは、退院後の生活と愛着形成の基礎になります。早期から継続して行うべき優先度の高い支援です。
解説
正解は⑴です。新生児集中治療室に入室している低緊張の児では、まず呼吸と循環の安定を保つことが最優先となるため、呼吸理学療法や姿勢を整えるポジショニング、発達を促す働きかけ、保護者への育児指導が中心になります。装具療法は変形や拘縮の予防を目的とする手段ですが、この時期の児は骨や関節が未熟で皮膚も傷つきやすいため適応が限られ、優先順位は低くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成