脳卒中片麻痺患者の足関節を底屈位から背屈位に他動的に動かし、最終域に若干の抵抗感…
脳卒中片麻痺患者の足関節を底屈位から背屈位に他動的に動かし、最終域に若干の抵抗感を感じた。MAS〈modified Ashworth scale〉における筋緊張のレベルはどれか。
- ⑴ 00は筋緊張の亢進がまったくなく、他動運動の間ずっと抵抗を感じない状態です。最終域で抵抗を感じている本例には当てはまりません。
- ⑵ 1可動域の最終域でわずかな抵抗を感じる場合、または引っかかりが生じてすぐ消える場合が1です。本例の所見はこの基準にそのまま一致します。
- ⑶ 1+1プラスは引っかかりが生じた後、可動域の半分以下の範囲で最小限の抵抗が続く状態です。本例は最終域だけの抵抗なので該当しません。
- ⑷ 22は可動域の大部分で筋緊張の亢進を認めるものの、他動運動は容易にできる状態です。抵抗の範囲が本例よりはるかに広くなります。
- ⑸ 33は筋緊張がかなり亢進して他動運動が困難な状態です。若干の抵抗感にとどまる本例とは、抵抗の強さも範囲も大きく異なります。
解説
正解は⑵です。修正アシュワース尺度では、他動的に動かした際に可動域の最終域でわずかな抵抗を感じる場合、または引っかかりが生じてすぐに消失する場合を1と判定します。抵抗をまったく感じなければ0、引っかかりの後に可動域の半分以下の範囲で抵抗が続けば1プラス、可動域の大部分で抵抗があっても容易に動かせれば2となります。段階の境目を正確に押さえることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成