理学療法士の行動で適切なのはどれか。
理学療法士の行動で適切なのはどれか。
- ⑴ 患者の病状を許可なく友人に伝える。患者の病状は業務上知り得た秘密であり、本人の許可なく友人に伝えることは守秘義務違反です。治療に関わらない相手への情報提供は、どのような形でも認められません。
- ⑵ 患者に担当作業療法士の自宅住所を教える。職員の自宅住所は職務と無関係な個人情報です。本人の同意なく第三者へ伝えることは、その職員の私生活の安全を脅かす行為にあたります。
- ⑶ 先輩職員に患者宅の家屋構造を伝えて住宅改修の相談をする。同じ職場の職員へ治療の目的で情報を伝えることは、業務上必要な範囲の共有にあたります。住宅改修の助言を得ることは患者の利益にかない、適切な行動です。
- ⑷ 患者の全身動画を自分のスマートフォンに保存して歩行を分析する。動画は個人が特定できる情報であり、私物の端末に保存すると紛失や流出の危険があります。分析に用いる場合は施設が管理する機器を使い、同意を得て記録します。
- ⑸ 利用者限定のSNS〈Social networking service〉に患者の個人情報を投稿する。利用者を限定した交流サイトであっても、外部の場に患者の個人情報を投稿することは許されません。転載や流出を止められず、守秘義務に反する行為です。
解説
正解は⑶です。住宅改修を検討するにあたって、同じ職場の先輩職員に家屋構造を伝えて助言を求めることは、その患者の治療という業務上必要な範囲での情報共有であり、適切な行動です。一方、業務と関係のない相手に病状を伝えること、職員の私的な情報を教えること、個人所有の端末に患者の動画を保存すること、交流サイトへ個人情報を投稿することは、いずれも守秘義務と個人情報の保護に反します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-08_09.html)を加工して作成